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【ネタバレ】ミュージカル黒執事NOAH'S ARK CIRCUSを見てきた感想を書くよ

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本日大千秋楽を迎えた「ミュージカル黒執事NOAH'S ARK CIRCUS」
僕はそんなに黒執事自体は好きではないのですが、彼女の影響で今回生ミュージカルを見に行くことになりました。
今年の夏ぐらいに彼女がAmazonで「ミュージカル黒執事-地に燃えるリコリス2015-」を購入して、僕に「見てほしい」と言ってきました。
突っぱねるのもなんだしと思い、見てみたのですが、ミュージカルとしての完成度の高さにものすごく驚かされました。
今回サーカス編と呼ばれる話を愛知でも公演するということで、二人でチケットをとって見に行ってきました。

サーカスの話だけあって前半は華やかでした

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イギリスの名門貴族ファントムハイヴ一家惨殺事件の生き残りであるシエルは自身が誘拐された際、生贄にされそうになり必死の思いで悪魔を呼び出した彼は、その場で悪魔と契約し誘拐犯集団を皆殺しにする。
それから3年、シエルは「女王の番犬」として女王から出される様々な命令を悪魔であるセバスチャンと共にこなしていた。
今回は「ノアの方舟」というサーカス団が現れるたびに発生している児童誘拐事件について、サーカス団とどのように関係があるのか調査するよう命令が下る。
シエルとセバスチャンはそれぞれスマイルとブラックとしてサーカス団への潜入に成功するが、そこには先にスーツとして潜入してた死神・ウィルの姿があった。
サーカス団員達は皆体のどこかに障害を持っているがそれを補うかのような劇的な身体能力も持ち合わせていた。
なれないサーカス団の生活に戸惑うシエルだが、やがて、サーカス団員の幹部たちが全員同じ孤児院の出身であり事件に関係していることを突き止める。
果たしてサーカス団の裏側に隠された真実とは?誘拐された子供たちはどこにいるのか?やがて一つの真実が浮かび上がるのだった。

今回は「サーカス編」と呼ばれていて、サーカス団がメインであるため、冒頭から二人のピエロが出てきて、盛り上げてくれました。
まるでコントみたいなやり取りをしながら、けん玉とジャグリングを披露し、本編開始前からお客さんのテンションを上げる感じでした。
ちなみにこの二人は本編では刑事役として出てくる二人で、漫才みたいなやり取りをして場を盛り上げる役割をしています。

そこからミュージカル本編に入っていくのですが、今回はサーカス団員の話であり、前半はそれの紹介なので結構明るい感じでした。
サーカス団に潜入するためシエルが入団テストを受けたり、セバスチャンが怪我した団員の代わりにサーカスで空中ブランコをやることになるのですが、相手が死神のウィルだったり。
結構コミカルなシーンが多かったように思えます。

冒頭でピエロを演じた刑事役の二人も出てきてはコントみたいなやりとりをしてお客さんを笑わせていました。
今回は珍しくアンダーテイカーとちょっとした絡みがあるのですがここも面白くて腹抱えて笑ってしまいました。
ちなみにこのアンダーテイカーと刑事二人は毎回登場するお笑い担当的な役で、毎公演ふざけていることが多いです。

後半は人間の醜さを感じる内容でした

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後半になるとサーカス団と誘拐事件との関連があらわになると同時に黒幕も出てきます。
前半の華やかさとは一変してこちらは結構シリアスな感じでした。
ちなみにサーカス団のパトロンであるケルヴィン男爵とサーカス団お抱えの医師である先生が今回の黒幕でした。

前半のセバスチャンがサーカス団御一行と会うシーンで、セバスチャンがサーカス団員達がしている義肢がかなりいいものであることを見抜きます。
それに対して先生が「陶器製でできている義肢だが、それだけでなく特別な素材も含まれている」と説明します。
この時点で僕は、

義肢の材料が誘拐された子供たちの体の一部とかあったりして。
もしそうだとしたら結構おぞましい感じになるな~

とか思っていたのですが、予想がドンピシャで当たっていてビックリしました。
真実にたどり着いたシエルとセバスチャンはケルヴィン邸へと乗り込み、ケルヴィン・ジョーカーらと直接対決となります。
ケルヴィンのキャラクターがまぁ気持ち悪いのなんの(笑)

もう一人の黒幕として先生が登場しますが、こちらはマッドサイエンティスト感がなんとも言えませんでした。
また、サーカス団の幹部たちがファントムハイブ家を襲い出しますが、普段は問題ばかりの使用人達がサーカス団員達と直接対決をします。
今回は彼ら使用人達の活躍も見所で、サーカス団幹部達の苦悩もうまく掛け合わされていい感じにまとまっていました。

最後の最後はサーカス団員達がケルヴィン伯爵に騙されて犯罪の片棒を担がされていた事が発覚します。
これに対してシエルは笑いながら「こっちのほうが悪魔よりもよっぽど悪魔らしい」と言って物語はおわります。
死神も悪魔も元は人間が生み出したものなので、全て人間の心の一面なんじゃないかなと考えさせられました。

舞台裏や演者の思いが載ってるパンフレットは購入必須

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彼女が公演前に並んで購入していたパンフレットを購入後読んでいたのですが、舞台裏や演者の熱い思いが掲載されていました。
アンサンブルメンバー以外のメインキャストは全員どんな気持ちで舞台にのぞみキャラクターを演じていたかより詳しく載っていました。
また、パンフレットの後ろの方には何人かまとまって取材を受けたときのトークが二つ掲載されていました。

一つは黒執事の要となるシエル・セバスチャン・ウィルを演じた3人のトークでした。
特にお堅いキャラであるウィル役をやった輝馬さんが意外と明るいキャラでギャップがすごいな~と思いました。
また、シエル役である内川くんはまだ12歳の可愛らしい少年で、セバスチャン役の古川さんも輝馬さんもデレデレな感じでした。

もう一つはスネーク・ダガー・ソーマ・アグニ・ジョーカーをそれぞれ演じた玉城さん・三津谷さん・陣内さん・TAKUYAさん・三浦さん5人でのトークでした。
舞台上のキャラクター的にダガーとソーマってちょっと似ているなと思ったのですが、それぞれを演じた三津谷さんと陣内さんは元から仲が良かったようです。
基本的には三津谷さんがボケる感じで、それぞれがそれに対してツッコミを入れる感じになっていました。

こういった裏側が楽しめる感じなので、舞台や映画を見に行ったらパンフレットを購入するのをおすすめします。
物語をより深く楽しむにはこういったものはやはり必需品なんだと思います。

個人的にはもう少し殺陣がほしいと思いました

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黒執事の舞台は前回の「地に燃えるリコリス2015」を見たときも思いましたが、ミュージカルとしてはかなりレベルが高いです。
僕は黒執事の原作をほぼ読んだことがないのですが、このミュージカルはかなり惹きつけられました。
黒執事を全く知らない人でも楽しめる作品なので一度見に行くことをおすすめします。

いきなり生のミュージカルはちょっと…

という人はDVDから入ってみるのもありだと思います。
現に僕はDVDから入りましたから。

今回の「NOAH'S ARK CIRCUS」はセットがかなり大掛かりでど真ん中で回転するセットがすごく、そこで演技する演者さんもすごいと思いました。
ただ、前作と比べて殺陣要素が少なめだったのが個人的には残念だったかなと。
次回作では殺陣が見られるのを楽しみにしたいと思います。
ちなみに原作まで読み尽くしている彼女曰く、

黒執事のミュージカルは再現度高い

んだそうです。